3月18日、初代国立劇場さよなら公演「素踊りの世界」に『雪月花』の花の場面で出演させていただきました。
国立劇場の素踊りの会シリーズは、私の憧れの舞台で、いつかここに呼んでいただけるような舞踊家になろうと目標の一つにしていたものでした。念願叶いいただいた演目は、二代目花柳壽應先生が初代昌太朗の為に一人立ちの素踊りの形に昭和30年代にあらたに構成振付された『雪月花』でした。国立劇場の素踊りの会の第一弾「素踊りと座敷唄」に初代が出演していたこともあり(その時の『北州』の衣裳を寸法を直して5か月前に「銀玲会」で踊ったばかりでした)先人達に導かれ見守られて踊らせていただいていることを深く感じる舞台となりました。
今回この夢のステージに大先輩方の大きなオーラのある背中を見ながら挑めたことは、大いなる学びがあり私の財産になりました。今後も精進し、歌舞伎舞踊・創作・新作と共に、素踊りもしっかりと研鑽し続けたいと思います。
お支えくださいましたスタッフの皆様、ご来場くださいましたお客様、誠にありがとうございました。
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