昨日7月31日は花柳奈卯女さん主催の「第2回卯女の会」でした。
昌太朗は会主の奈卯女さんと花柳貴代人さんと清元『女車引』をご一緒させていただきました。
奈卯女さんはお師匠様の花柳照奈先生の元で内弟子として長く修行され、照奈先生亡き後はお稽古場を受け継がれ大勢のお弟子さんを育てられていらっしゃる立派な方です。
私は20代の頃から照奈先生の作品や花柳研究会、日本舞踊協会などで数多く共演させていただいており、長い時間をお仲間として過ごさせていただいております。
いつも前向きで努力家、女性らしい細やかな配慮と気配り、そしてとっても姉弟子やご門弟想い。頭が下がります。
昨日の会ではご門下の皆様がそれぞれ日頃のお稽古の成果を堂々とお披露目され、奈卯女さんは『女車引』の他に艶やかで伸びやかな『君ヶ代松竹梅』を踊られ、そして照奈先生・茂香先生の鋭く円やかな創作『風紋』の映像もあり、とても見応えのある素敵な一日でした。奈卯女さんと卯女の会の皆様、そして泉下にいらっしゃる照奈先生、奈千穂先生、ご盛会でおめでとうございました。
この秋からの改装工事の為、初代国立劇場とはあともう少しでお別れとなります。長い間育ててくれた劇場の、昨日が私の最後の舞台出演となりました。楽屋のざわめき、花道の高揚感、せり上がりのドキドキ、幕が閉まる時の拍手をいただいた景色・・・決して忘れません。
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