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花柳昌太朗舞踊研究所

稽古納め

昨日で年内のお稽古納めとなりました。振り返ってみますと、今年はコロナが5類に移行し、やっとほぼ通常通りのお仕事が復活。又、初代国立劇場閉場ということもあり、舞台の活動が多かった一年でした。2月には舞踊協会公演にて「乗合船」に出演と、私の花柳研究会への憧れを沢山詰め込んだ男性群舞「風林火山」の振付(これはNHKで二度の放送となりました)、3月にはいつかこの素踊りの会に呼ばれるようになりたいと目標の一つにしていた国立劇場『素踊りの世界』にて「雪月花」を大先輩の藤間恵都子さんと水木佑歌さんと踊らせていただきました。4月には花柳昌葉・武生偲ぶ会『銀葉会』、『城西舞踊会』と舞台が続き、城西では男性と女性の2組による「あたま山」を振付させていただきました。これは下敷きに父の手がけた二人立ちの「あたま山」があり、時を経て親子での共作となった気がしたしました。5月には思いもかけず国際演劇年鑑に昨年踊った「綾の鼓」を中心に紹介の記事が大きく載り大変嬉しく思いました。6月は久しぶりに日本舞踊協会の創作作品に出演。「舞姫」のアメノウズメを踊りました。7月は花柳奈卯女さん主催『卯女の会』への出演、そして8月には私の代になってから初めての『銀玲会ゆかた会』を角筈区民ホールにて開催しました。コンパクトながら、一番一番がとても見ごたえのある気持ちのこもった演目で充実した舞踊会となりました。9月は日本舞踊協会キャラバン鹿児島公演での「水仙丹前」振付と沖縄県立芸術大学での集中講義がありました。12月には日本大学芸術学部で受け持っているクラスの日舞創作実習発表会、そして日本舞踊協会キャラバン沖縄公演での「吉原雀」で踊り納めとなりました。長年通わせていただいている県立芸大集中講義期間中に何度も先生方や生徒の舞台を観てあこがれていた国立劇場おきなわのお舞台に立てたことは大変光栄な嬉しい経験となりました。このように今年はお陰様でいろいろな舞台に挑戦させていただきありがたい事でした。また、協会にとって悲願でありました【日本舞踊】の国の重要無形文化財指定の吉報もあり、舞踊界全体が大いに盛り上がった年であったように思われます。

さて、来年は早いもので父の7回忌にあたります。2月4日には一門の皆と共に二代目を偲ぶ会を。また、11月4日には初代三十七回忌追善・二代目七回忌追善『第六十二回銀玲会』を浅草公会堂で予定しています。先人達を偲び、一門で力を合わせて会を成功させたいと切に願っています。

今年は沢山の会のお蔭で充実したとても嬉しい一年でした。来年もおどりを通じて多くを学び芸の引き出しを一つでも多く増やしたいと思います。

来る年が災いのない平和な年でありますように。

皆様、良い年をお迎えください。


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